稲核地区  

稲核地区


稲核(いねこき)地区とはどんな所?

 松本市安曇稲核地区は、日本アルプス 槍ヶ岳(標高3,180)を源流とする梓川中流域に位置する集落です。
今回、佐々木真一氏から提供していただいた航空写真により改めて集落の形がわかりました。まるでテラスのように
梓川に張り出した形で集落のある平が形成されています。明らかに集落の後ろの斜面から崩落により川に押し出さ
れた堆積物によって形成された河岸段丘であると思われます。

                 
                 稲核上空 梓川下流方向から上流(南西方向)を望む
              央奥に見えるのは御嶽山  画像提供 佐々木真一氏【フォト信州】
 
 稲核地区の地質学的な特徴の詳しくは
  柿下愛美氏 大塚 勉 (信州大学特任教授)共著 長野県松本市安曇稲核地域に発達する風穴の地質学的成因
 『信州大学環境科学年報』第34号、2012年、52-57頁

我々の足元は大量の岩くずの堆積物でした。

  ダム湖にボートを浮かべ、湖面から紅葉の梓川の景色を眺める機会がありました。
ボート上から見えたものは、いや〜驚きました。川岸を眺めると、 至るところに堅そうな角ばった岩が積み
上がって露出しているではありませんか。大昔に大規模な崩落が起こって積みあがった岩くずですよね。
我々の足元は、まさに大規模な崩落によりできた崖錐地形の岩くずのテラスだったのです。 

川底から70〜80メートルは積みあがっているでしょうか。膨大な量の堆積物ですね。

 それにしても、大崩落はいつ頃起こったのでしょうか?
 その時は、梓川を堰き止めて天然ダムになるほどだったかもしれません。
 天然ダムが崩壊をして下流に流れ下って災害をもたらしたかもしれません
 疑問がいくつもわいてきました。
                 
      梓川ダム湖の湖面からは、いつも見ている紅葉がまた一層美しく見えました。
    

                
       近づいてみると川岸の至る所にこの様な礫が露出しています。



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